銀嶺幼稚園について

園長挨拶

内閣府が行った「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」によると、日本人の若者の「自分自身に対する満足感」は、「自分が何かの役にたっているか否か」という項目と相関関係が強い傾向が示されています。

一方、調査に関わったアメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデンなど諸外国の若者たちの場合、「自分自身に対する満足感」は、「自分の長所が発揮できたか否か」「主張性が示せたか否か」「挑戦心が発揮できたか否か」という項目と相関関係が強くなっています。

日本人は「何かの役に立つ」という他者との関係の中で自分への評価を判断しがちであるのに対し、諸外国では、他者はともかく「自分自身がいかにあるべきか」という自立した価値基準を持つ傾向があると推察できます。

私たちは他者と信頼関係を築き社会性を育む中で、組織、集団のあり方を意識しながら「相対的」に位置づけられていく自分を考えねばならないことがあります。しかしその一方で、私たちは生まれながらに唯一無二の個性を持ち、それぞれの感性と視点を携えています。その独自性をもとに自分なりの「絶対的」な基準を定め、独自の羅針盤を駆使して周囲の事象と主体的に関わっていく力を持つことも必要です。

銀嶺幼稚園では、集団生活における社会性を獲得させながら、子どもたちがそれぞれに「自分らしく考えたり感じたりしたことを創造性豊かに表現できる力」を育む環境を用意します。子どもたちの真っ白な心のページの中に、自分なりに感じ、考えたことや、試し、創り上げたことを一行ずつ書き込んでいく作業を、保護者の皆様と一緒に見守っていきます。

卒園時にこどもたちの中にどんな心のノートができあがっているのか、個性豊かな文字が書き連ねられたページをめくるのをとても楽しみにしています。

園長 永井 洋一

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