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丑年の意味を考える(ゆきわり草1月号)

2021.1 園長 永井洋一


平成3年は丑年です。十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳…と続き、丑年は2番目です。

 

昔々、神様が「元日に私のところにはせ参じた順番で年ごとのリーダーを決める」と言ったそうです。あまり早く動けない丑(ウシ)は、他の動物に先駆けて出発し一番先に神様のところに到着するはずでした。しかし、ゴール直前でウシの背中に乗っていた子(ネズミ)がビョンと前に飛び出し、まんまと一番を獲得してしまったのだとか。

 

牛は最後に出し抜かれてしまいトップの座こそ逃しまたが、それでも自分の特徴をよく把握し、計画的に行動したことで2番目という好位置を獲得しました。

 

さて、令和2年はコロナ禍で世界史に記録されるような年となり、私たちは生活様式を大きく変えること余儀なくされました。見えない敵に対して、一体、何が正解なのか、ということを常に自問しなければならない日々が今も続きます。

 

そんな状況で丑年を迎えることは、何かの因縁でしょう。他の動物との差異を冷静に分析して早めに出発する計画をたてたウシのように、私たちも自分のかかわる事象を冷静に分析して、その時点で適切と思われることを選択して地道に努力することが大切です。


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